レーザーがペースメーカーに影響を与えるか否か?
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①目的以下の2項目について検討を行いました。(1)グリーンレーザーそのものが、ペースメーカーに影響を及ぼすのか?(2)レーザーを発する装置が、ペースメーカーに影響を及ぼすのか?②結論(1)条件によっては、レーザーそのものが、ペースメーカーに影響を及ぼす可能性があると考えます。(2)レーザーを発する装置が、ペースメーカーに影響を及ぼす可能性もあると考えます。③根拠ペースメーカーへの影響を検討する際は、通常は、静磁界、変動磁界、静電界および変動電界を検討します。しかし、今回の検討は、レーザーの性質のひとつである「熱作用」を考慮する必要があります。以下に根拠を示します。(1)レーザーそのものがペースメーカーに影響を与える可能性がある根拠は、癌の治療用のレーザーには、生体の比較的深部に熱を加えるタイプのレッドレーザーがあり、このレーザー光が、誤ってペースメーカー本体に照射されれば、鋼板や金属の溶接や切断にも利用されているレーザーでもあるわけですから、ペースメーカー本体が加熱され、1)本体内の CMOS 回路が加熱されて不適切作動を生じる、あるいは2)周囲の生体組織の火傷の恐れがある、と考えられるからです。なお、このタイプのレーザーは、以下のレーザー光の性質を利用しています。a. 波長による生体透過性の違いb. パワー密度の違い、生体にもたらす作用の違い 実際には、赤外線領域の波長が多く用いられ、そのうち短波長のレーザーは生体表面に作用し、長波長のレーザーは比較的深部に作用します。また、比較的小さな密度の超高出力レーザーポインターは、疹痛緩和、凝固作用に利用され、大きなパワー密度のレーザーは、蒸散、切開作用に利用されています。
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